ムッシュ稲田のワインの話あれこれ5シャンパーニュ

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博多中洲ワイン&ビストロ カーヴドルフージュ ヒゲの稲田です。

琵琶湖の小鮎を薄〜い衣で天婦羅にし、岩塩をパラパラ。キンキンに冷やしたシャンパーニュを一杯。う、旨い❗️稚鮎ではなく琵琶湖周辺だけの固有種小鮎。体長7〜8㎝ほの甘さと内蔵の苦味がシャンパーニュと相まって、小生しばしウツロな時間を楽しむのです。   あ〜あこんな時間  食べる時だけやナ😂

 

さて今日はスパークリングワイン4⃣梅雨が明けて夏本番!キンキンに冷やして楽しんで下さいネ。

 

ドンペリニヨン没後13年の1728年5月25日、ルイ15世がシャンパーニュに限り特別なボトルの使用を許可した為、持ち運びや輸出が出来るようになると英国王室でも人気に火が着きました。  1729年世界初のシャンパーニュメゾン『リュイナール』創業、次いで『テタンジェ』35年にはボトルやコルクの規格が出来43年には『モエ』そしてこのブームの立役者の貴重な1人が、後にコンティ公と現在の『ロマネコンティ』の所有権を争った、ルイ15世の愛妾、美しきマダムポンパドールなのです。

 

当時のシャンパーニュはかなり甘かったようです。ちなみに小生初めて自分のお金でシャンパーニュを買ったのが41年前の5月。その時モエシャンドンが1本8400円、少ない初任給では高額な買い物。買うべきか、やめるべきか?ハムレットもこんなに悩んだに違いない😜店の前を往復する事45分、そう言えば店の人ケゲンそうに見てたナ。今だったらストーカーか悪けりゃテロリストと思われて警察に通報されてるカモ。で、意を決して店に飛び込み    大人版初めてのお買い物。それはもう大事に抱えて、顔は期待と喜びでほくそ笑み(また飲み食い・・・もチョット色っぽい処でこの表現したい😓)しっかりと独身寮の冷蔵庫へ。次の連休先輩と2人、それは豪華な料理を作り、よーく冷えたシャンパーニュで乾杯!ん?ふ〜ん⁉︎少し甘いんだ😳そう、少し甘いホワイトスターだったのです。当時日本に入っている主流は少し甘口。brutはヨーロッパや米国で消費されていたようです。ま、昔はもっともっと甘かったようですヨ。

 

最後に現在のシャンパーニュを作った立役者をもう1人。ヴーヴ(未亡人)クリコのクリコ・ポンサルダン夫人です。夫フランソワの急死により1805年自ら会社の指揮をとり、澱引き(ルミアージュ)を考案しました。これが無ければシャンパーニュは今みたいにクリーンで美しくはなってなかったでしょう。

 

クリーンなシャンパーニュを注いで、うねるような泡立ちを眺めながら、若い魅力的な女性に「シャンパーニュの泡の数だけ、人生にはいろいろな事かあると言われています。貴女の人生がシャンパーニュゴールドになりますように」とか歯の浮くようなセリフは小生には全く縁がないとあらためて認識したところでまた次回。

 

 

 

 

 

Cave de Refuge – カーヴ ド ルフージュ

住所 810-0801
福岡県福岡市博多区中洲4-1-14 花菱ビルB1
アクセス 福岡県福岡市博多区中洲 4-1-14 花菱ビルB1
TEL 092-291-0023
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